僕が住んでいる関西は、先日ついに梅雨明けしました。ということは、本格的に暑い夏の到来です。
そして、暑いのが大の苦手な僕には、地獄の季節でもあります。
当然ながら、冷房は欠かせません。それと同時に、日々の電気代も気になります。
そんなわけで今回は「最も節電効果の高い冷房の使い方」について、あらためてまとめました。
24時間クーラー生活だった去年までの夏
僕は超インドア人間なので、仕事上どうしても外出しないといけないとき以外は、基本的におうち生活です。
しかも暑いのがとにかく苦手なため、真夏はよけいに外出しなくなります。そのとき自宅の冷房は、基本的にノンストップ。数日家を空けるとき以外、エアコンは「24時間つけっぱなし」です。
というのも「つけっぱなしのほうが電気代の節約になるらしい」というウワサを、だいぶ前(たぶん10年前くらい)なにかで知ったから――でもあります。
もはやどこで聞いた(もしくは見た)のかも覚えていません(苦笑)
当初は「それホンマか?」と疑いつつも、とりあえず「物は試し」と思い、その年の夏。梅雨明けして暑さが本格化した7月末から9月末くらいまで、エアコンを24時間フル稼働させる生活をしてみました。
すると幸いにも、思ったほど電気代は高くなかったのです
それ以降、我が家において夏のエアコンは「つけっぱなしがデフォ」になりました。……だがしかし、コロナ禍やウクライナ戦争以降、日本でも物価上昇のオンパレード。その流れに終わりはいまだ見えず、庶民のお財布も日に日に苦しくなっている昨今。
さすがに「今年の夏も冷房つけっぱなしでええのか?」と考えるようになりました。
エアコンを消すか消さないか、それが問題だ
結論としては、やはり「冷房をつけっぱなしにするほうが節電になりやすい」ということでした。
なぜなら、エアコンにおいて電力をもっとも消費するのは「外気温と設定温度の差が大きい運転直後」だからです。
ただし、あくまで「基本的には」です。状況が変われば、必ずしもそうとは限りません。天候や気温など、さまざまな条件によって最適な選択は変わります。
そのなかで効果的な選択をして節電するためには「そもそも電気代がどのように決まるのか」を知っておくと、多少の助けになるかもしれません。
そもそもエアコンの電気代はどうやって決まる?
たとえば「1時間あたりの電気代」だと、以下の公式で算出できます。
1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(h)×料金単価(kWh)
出典:Looopでんき|エアコンの電気代はいくら?計算方法から節約方法までを解説
しかしながらエアコンの消費電力は、下記のような複合的要素によってかなり変わります。そのため、上の公式だけで「正確な電気代」を算出することはムズかしいのが実際のところです。
- エアコンのメーカー・機種・年式
- 天候
- 外気温
- 時間帯
- 部屋の間取り
- 日当たり
- 契約中の電力プラン
……など。細かく挙げればもっとあると思いますし、なんにせよ電気代に関わる要素がありすぎて「一律の正解」を出すことはできません。
ただ「特定のシチュエーションにおいてどうすべきか」ということは、ある程度シミュレーションすることができます。
外出時にエアコンを消すかどうか問題
たとえば「外出するとき」について考えるのは、一番わかりやすいかもしれません。日常で「エアコンを消すかどうか」を悩むとしたら、たぶんこのシチュエーションがもっとも多いように思うので——。
素朴に考えると、だれも家にいないときは、エアコンを消したほうが節電になりそうな気はするのですけれど……。
では実際に「外出時はエアコンを消すべきか?」と聞かれれば「家を空ける時間による」というのが答えです。そしてその際は、下記を目安に判断していただくと、ある程度の節約効果が期待できるかと思います。
エアコンをつけっぱなしにしておくほうが、電気代を節約できる可能性は高い
エアコンを消すほうが、電気代を節約できる可能性は高い
ちなみに僕は暑さにすこぶる弱いので、少なくとも自宅にいるときは、昼夜を問わず冷房つけっぱなしでいくことを決めました(笑)
エアコン使用時の節電は?
さて。先ほどまでは「エアコンのON/OFFによる節電効果」について書きました。
しかしながら、人によっては自宅にいる時間のほうが長く、そうそうエアコンを消せないこともあるでしょう。かくいう僕のように。
であれば、エアコン使用中の節電アクションも重要ですよね。というわけで、その一例を挙げると――
- 風量を自動にする
- 風向を水平にする
- サーキュレーターを併用する
- 定期的にフィルターを掃除する
……などが挙げられます。
ほかにも家庭でカンタンにできる節電アクションはいろいろあって、これはダイキンさんの下記ページがとてもわかりやすく充実しています。ぜひ参考にしてください。
エアコンを知り尽くした世界のダイキンさんですから、信頼性もピカイチです。
まとめ
そんなわけで今回は、真夏のエアコン節電事情について書きました。
「冷房をつけっぱなしにするほうが節電になる」のが基本ではありますが、場合によってそれも変わるので、状況に応じてうまく節約につなげていきたいものです
ちなみに暖房の場合、大枠では冷房と同じ考えでよさそうです。ただし冬は夏よりも室温と外気温の差が大きく、それゆえ暖房の電気代も高くなりやすいので、節電にはよりシビアな判断が必要かもしれません。
参考:ハイアールジャパンリージョン|エアコン暖房はつけっぱなしがお得?冬の暖房の節約ポイントを解説
とはいえ、暑いのが大の苦手でインドア派な僕としては「快適な室温のおうち生活」も重要なので、それと節約のバランスが悩ましいところ――。
ところで個人的な話ですが、我が家の場合、もっとも節約面でインパクトがあるのは「エアコンを買い替えること」だと思っています。なんせ我が家のエアコンは、2008年製(ダイキン)の大ベテランなので――。
さすがに15年も経てば、省エネ面でも劇的に進化しているのは確実です。実際、家電の省エネ比較サイトで、うちで使っている機種と最新の機種とを比較してみたら、省エネ効果は一目瞭然でした
とはいえ、エアコンの買い替えともなると安い買い物ではないですし、なかなかキッカケもありません。さすがに壊れたら買い替えるしかありませんが、今のところバリバリの現役で、とくに不具合もなく動いてくれていますので。
電気代がどうとか、ほとんど気にせず過ごしていた子ども時代がなつかしい今日このごろです。
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